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腎臓病対応対応食品について

もくじ
腎臓病対応食品と、その他の食品の違い
腎臓の病気
腎臓の検査
腎臓について
慢性腎不全の原因
食事療法の基本

腎臓病対応食品と、その他の食品の違い
腎臓疾患の患者さんの食事及び栄養管理は蛋白質、カリウム、リンを制限したり、カロリーの調整が必要であり個人により使用する食品が違いますので、医療機関にて医師や管理栄養士の栄養指導を受けることが望まれます。

腎臓病に関する詳細については、以下を参考にしてください。

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腎臓について
腎臓は体の左右にひとつづつあり、大きさは握り拳くらいでそら豆のような形をした重さ150gほどの臓器で、表面を硬い皮膜で覆われその上をさらに厚い脂肪が囲んでいます。
このように大切に保護されているのも、腎臓が体の中でとても重要な臓器であるためです。
腎臓は一度悪化すると回復が難しい臓器です。自覚症状はあまりありませんが、だるい・食欲がないなどが続き、病院にかかったときにはすでに「慢性腎不全」であることもあり、慢性腎不全末期になると人工透析にたよらなければ体内の調節ができなくなってしまいます。


腎臓には以下のような働きがあります。
体内の水分量や生命の維持に不可欠な電解質(ナトリウム・カリウム・カルシウム・リン・マグネシウム)を調節する
必要な栄養分を吸収し、不要成分や有害物質を排泄する
血液の酸塩基平衡を保つ
血圧を調節するホルモン・血液を作るホルモンの分泌やビタミンDの活性化

腎臓の機能が低下すると、身体に不要なものを排泄できなくなったり、逆に必要なものまで排泄してしまうなどの症状があらわれ、体液の状態を正常に保てなくなります。

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腎臓の病気
たくさんある腎臓病の中でも多いのが腎炎・ネフローゼ・糖尿病性腎症・腎不全などです。
腎臓病は一部の急性疾患を除いて、通常、一端機能が低下してしまうと元には戻りません。しかも確実に進行していき、最終的には慢性腎不全となり、それが限界になると人工透析(*1)が必要になります。人工透析になると週に2〜3回、1日4〜6時間生涯透析を続けなければならなくなります。
慢性腎不全は年々増加傾向にあり、しかも透析患者は毎年1万人くらいづつ増えていると言われています。検査を定期的に受け、原因となる疾患を早急に発見し、「慢性腎不全」にまで進行しないために、早期の管理治療が必要です。

<慢性腎炎の治療の原則>
1.安静・保温
2.食事療法
3.薬物療法

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慢性腎不全の原因
「慢性腎不全」は何が原因でおこるのでしょうか。
原因の約4割を占めるのが慢性腎炎からの移行です。慢性腎炎は、暴飲・暴食・寝不足・風邪などがきっかけとなると言われています。長い間、風邪をひいていたり、風邪薬を長期服用していたり、疲労が重なったりが原因で腎臓病になるということがあるのです。
また、糖尿病性腎症の進行によるものが多く、最近の糖尿病の増加に伴って増える傾向にあります。この場合は、糖尿病の管理が悪いことが原因となるので、糖尿病の段階できちんとした食事や運動による生活管理をして合併症を起こさないようにすることが重要となります。
高血圧が原因で腎硬化症となり、さらに慢性腎不全と移行する場合もあります。腎臓病ばかりでなく、高血圧は他の生活習慣病の原因にもなるので早期に治療が必要です。高血圧が続くと、血管が動脈硬化をひき起こし腎臓を悪くします。
また、痛風が進行したために腎疾患を起こすこともあります。


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腎臓の検査
腎臓病の発見のためには、尿中の蛋白量・赤血球・白血球・細菌の有無を調べます。正常の尿には、蛋白質・赤血球・白血球はみられませんが、腎臓に病気があると糸球体や尿細管から血液成分が漏れて尿中に排泄されます。
また、腎機能の検査としては糸球体の機能・腎臓の血流量・尿細管の機能の検査をしますが、糸球体の機能を調べるために「クリアランス試験」を行い、これは糸球体でろ過される血液量を測定する検査です。
また、通常、尿中に捨てられるはずの尿素窒素・クレアチニン・尿酸などの老廃物が血液中に増えることも腎臓病の疑いが持たれます。
尿の量や色も重要で1日の量が500ml以下になると乏尿と呼び、急性腎炎やネフローゼ症候群などが疑われます。


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食事療法の基本
腎臓病において「食事療法」は非常に大切です。
腎臓病では、糸球体におかされるために血液のろ過作用がうまくおこなわれず、水分やナトリウムが体内に溜まりやすい状態になります。同時に尿中に出されるはずの老廃物が体内に増えてきます。
その結果、窒素が血液中に増えて尿毒症の原因となったり、ナトリウムが増えて高血圧になったりということがおこります。
そのため食事療法では、適正な「塩分」「水分」「蛋白質」「エネルギー量」を維持することが必要となります。


1.たんぱく質の制限

脂質や糖質と異なり、たんぱく質が代謝されると老廃物(窒素化合物)が残ります。この老廃物は腎臓でろ過されて尿中に排泄されるため、大量にたんぱく質をとると腎臓の負担が増え、ますます腎機能を悪化させることになります。そのため、腎臓病ではたんぱく質の制限が必要になります。
腎臓病の食事療法では、「たんぱく質 3gを1単位」とし、たんぱく質を含む食品とたんぱく質を含まずにエネルギー源となる食品に大きく分け、それぞれの栄養素でグループ分けした食品交換表をもとにメニューを考えます。また、食事療法の助けとなる治療用特殊食品も数多くあり、これらを上手に利用することも食事療法を続けていくのに有効な手段です。


2.十分なエネルギー量をとる

摂取するエネルギー量(カロリー)が不足すると、体内に貯えられたたんぱく質がエネルギー源として消費されます。その結果、筋肉組織などの細胞が壊されて血液中の窒素化合物が増え、腎臓の負担が大きくなります。また、細胞内にあったカリウムが血液中に流出するため、カリウム濃度も上昇し、心臓に悪影響を与えてしまいます。たんぱく質を制限しているときは糖質や脂質でエネルギーを補う必要があります。
たんぱく質摂取量に制限があるため、一度の食事に使える食品の数や量は限られてしまいます。エネルギー量を確保するためには、油やでんぷんを使った調理をうまく活用しましょう。
ただし、糖尿病性腎症の方はこのとおりではありませんので、医師の指示を受けて食事療法を進めてください。

エネルギーを高める調理方法

(50g)
ゆで卵 60kcal
目玉焼き 110kcal
スクランブルエッグ 210kcal

(45g)
焼魚 90kcal
ムニエル 210kcal
あんかけ 270kcal
なす
(70g)
焼きなす 10kcal
しぎ焼き(小麦粉40g、バター6g、タルタルソース15g) 130kcal
天ぷら(小麦粉10g、油12g、砂糖5g、かたくり粉3g) 190kcal
ご飯
(120g)
ご飯 180kcal
チャーハン(油12g、にんじん、ピーマン、マッシュルーム) 300kcal
ピラフ(油12g、バター7g、レーズン20g) 410kcal


3.塩分の制限

塩分は血液の浸透圧を保つために大切です。しかし、腎臓の機能が低下すると、塩分(ナトリウム)や水が尿として排泄できなくなり、むくみの原因となります。また、高血圧も塩分のとりすぎによって起こります。塩分制限が不十分であると、利尿剤の効果が半減してしまうといわれていますので、塩分の制限を守りましょう。


4.カリウムの制限

腎臓の機能が低下するとカリウムが排泄できなくなり、血液中のカリウムが増加することがあります。カリウムの増加は不整脈を起こしたり、心臓を停止する危険がありますので、医師によりカリウム制限を指示された場合は、カリウムの制限を守るようにしてください。


5.良質のたんぱく質をとる

長期にわたるたんぱく質の制限が必要な場合は、身体に欠くことのできない必須アミノ酸を多く含んだ良質のたんぱく質をとるようにしましょう。摂取するたんぱく質の半分以上を体内で効率よく利用される動物性食品(卵、牛乳、魚、肉類、大豆製品など)でとるとよいでしょう。
豆腐などの大豆製品は、植物性たんぱく質の中では栄養価が高く、鉄分の吸収も助けます。動物性食品と組み合わせてとると、腎不全でみられる貧血に対しても効果的です。ただし、たんぱく質を含む食品にはカリウムやリンも含まれているので、注意が必要です。医師、栄養士の指導に従ってください。


(*1)人工透析:腎不全の治療法のひとつ。腎臓の機能を代行する装置を用いて血液を体外に導いて老廃物を除き、必要な電解質などを補給して体内に戻す方法。

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