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| 私たちがふだん意識せずに吸っている空気や、毎日口にしている食べ物には、無数の細菌やウイルスが含まれています。しかし、私たちの体はめったなことでそれらの細菌やウイルスには負けません。その理由は、私たちの体には、これらの外敵に対し、“第一次防御ライン”の皮膚と粘膜がバリアーとして体への侵入を阻み、バリアーを突破してきた強敵には、“健康防衛軍”が体を守るために戦う、といった優れた「防衛システム」があらかじめ備わっているからです。この「.防御システム」の主役“健康防衛軍”が免疫です。 |
| 免疫細胞の種類と役割 |
| 名称 | 役割 | |
| 獲 得 免 疫 系 |
T細胞 |
B細胞に抗体を産生させるための指令を与えるヘルパーT細胞(CD4T細胞)、またウイルス侵入時には、キラーT細胞(CD8T細胞)として、感染細胞にとりついてその細胞を殺す働きをします。ヘルパーT細胞は分泌するサイトカインの種類によって以下のふたつのタイプに分けられます。 Th1細胞・・・キラーT細胞、NK細胞、マクロファージなどを活性化します。 Th2細胞・・・B細胞を活性化して、抗体産生を促します。 守備範囲は、ウイルス感染細胞、ガン細胞、抗原提示した樹状細胞です。T細胞は胸腺で成熟します。 |
| B細胞 |
主にバクテリア(病原菌)が体内に侵入したときに、T細胞の指令を受けて、抗体を作り出し、病原体に対応します。 | |
| NKT細胞 | 近年発見された第4のリンパ球、自然免疫系か獲得免疫系か未だ分類できていない中間的な存在です。T細胞受容体とNK最棒受容体の両方を持ちます。ガン細胞の抑制や殺傷、自己免疫発症制御、流産、アレルギー抑制などに深く関与していると考えられています。 | |
| 自 然 免 疫 系 |
マクロファージ (樹状細胞など) |
細胞などの異物が体内に侵入した際、その異物を細胞内に取り込み、異物の情報を収集します。このため、この細胞は抗原提示細胞とも呼ばれています。またマクロファージは存在する組織によって名前が異なり、樹状細胞(脾臓)、クッパ-細胞(肝臓)などとも呼ばれています。 |
| NK細胞 (ナチュラルキラー細胞) |
1970年代に発見されたリンパ系の白血球で、T細胞ともB細胞とも異なる受容体を持ちます。ガン細胞の監視や殺傷を行う細胞として知られています。 | |
| 獲得免疫系 細胞などが体内に侵入した際など、緊急時に対する体内の防衛部隊です。感染を繰り返すと抗体が記憶され抵抗性が高まるのが特徴です。 |
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| 自然免疫系 生体における常設の防衛を担当。感染を繰り返しても抵抗性は高まりません。 |
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| “かぜウイルス軍” VS “健康防衛軍“ |
1.まず、敵の侵入に気付いた前線部隊の“マクロファージ”がウイルス自体を食べて殺し、さらに“N
K細胞”がウイルスの入り込んだ感染細胞を破壊。 |
2.次に“マクロファージ”が再登場し、これらの死んだ細胞を食べ、掃除をします。情報任務も兼ねている“マクロファージ”は、敵の特徴をしっかり把握します。 |
3.“マクロファージ”はウイルスの特徴を司令官“ヘルパーT細胞”へ伝えます。 |
4.司令官の“ヘルパーT細胞”は、ただちに殺し専門の“キラーT細胞”に緊急攻撃命令を下します。一方で賢い司令官“ヘルパーT細胞”は、“マクロファージ”から受けた情報をもとに、敵を倒すのにもっとも効果的なミサイル(抗体)の生産を“B細胞”に指示します。 |
5.さあ、“かぜウイルス軍”との全面戦争です。“B細胞”の作ったミサイルで敵を撃破!これで戦争は“健康防衛軍”の勝利です。 |
6.“T細胞”及び“B細胞”は敵の情報を記憶に残し、同一の敵の復讐(再侵入)に備えます。 |
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