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健康コラム なぜ、ブルーベリーは目にいいのか?


ブルーベリーのアントシアニン色素には、人間の目によいという機能性、「眼精疲労」や「視力向上」に役立つという他の果実には見られない特徴があることがわかっています。そのほかにも、いろいろな働きがあり、中でも抗酸化作用、老化防止にも有効であると期待されています。

1.ブルーベリーについて
ブルーベリーは、ツツジ科スノキ属に分類される北米原産の低木性果樹です。
その果実がエレガントなブルーになり収穫されることからブルーベリーと呼ばれています。
今世紀初頭から改良がすすめられた20世紀生まれの果実で、ブルーベリージャムが国内で店頭に並んだのは1970年代の後半からという、文字通り新鮮な果実です。
成熟した果実は、濃い青紫色になりますが、これは、アントシアニン色素と呼ばれ、水溶性の色素です。このアントシアニン色素が、眼によい効果があると最近一躍注目をあびています。

2.ブルーベリーの三大品種

以下の三種類がもっとも重要な品種です。

ローブッシュ・ブルーベリー
野生種で、アメリカ北西部諸州からカナダ東部諸州や北欧に広く自生しています。
収穫した果実は選別後、ほとんどが冷凍果実にされて加工用、ジャム、ワインなどに広く利用されています。

ハイブッシュ・ブルーベリー
1908年、米国農務省のコビル博士によって、野生種からの品種改良が手がけられてから、90年近い歴史をもっています。
寒冷地向きの品種で、わが国では北海道、東北地方、長野県などに適し、多数の品種が育成されています。果実が大きいのが特徴で、品質が優れたものが多いようです。

ラビットアイ・ブルーベリー
アメリカ南部に自生しているラビットアイ種は、1925年にジョージア大学の研究者により野生種からの選抜、育種が始まりました。
暖地向きの品種で、わが国では西日本、九州に適しており、樹勢は最強で育てやすいものです。ブルーベリーは酸性土壌を好むので、土壌管理が大切です。


3.ブルーベリーの特徴
特徴1
ブルーベリーは品種を選べば、北海道から九州まで、全国生産ができます。

特徴2
ブルーベリーは無農薬栽培ができます。野生種を改良してできた果実ですので、病虫害がほとんどつきません。したがって、無農薬栽培ですから、果皮ごと食べる安心な果実といえます。

特徴3
ブルーベリーは生食が基本ですが、いろいろな利用加工ができます。ジャム、ヨーグルト用ソース、ジュース、ワインも赤ブドウのワインに近い風味のものができます。その他、お菓子の材料、パイ、洋菓子に用いられたり、すてきなブルーベリー料理もつくられています。

特徴4
ブルーベリーはいろいろなすぐれた機能性をもっています。とくにアントシアニン色素は、人間の目によい効果があります。ブルーベリーをたくさん食べると、目の疲労がとれ、視野もぐっと広がり、夜間でも暗闇に目が慣れるまで時間が著しく早くなります。
パソコンなどのOA機器の普及、夜間長距離運転による目の疲労感、高齢化社会の進行による目の不快感などに対し、ブルーベリーがこれらを解消する機能性は、すばらしいものがあり、ほかの果実には見られません。

4.目の疲労はどうして起こるのか

目を酷使すると、網膜内部にあるロドプシンという色素の活性が弱まり、ロドプシンの再合成が追いつかず、見え難くなります。症状としては、目の痛み、ちらつき、視力衰えなどが起こってきます。
眼球の網膜中心部の黄斑部がパソコン、テレビなどから発する青色光で酸化(劣化)損傷し、目がかすむ、ぼやけてみえる等の原因となります。


5.ロドプシンとは何か

ロドプシンは網膜の細胞にある物質で、目を使っている間に分解され、すぐまた再合成されます。その連続作用が脳の視領域に伝わり、「見える」という現象が起こります。ところが、目を酷使すると、この再合成が追いつかず、物が見えにくくなります。
ロドプシンを活性化させるためにアントシアニン色素が効果的な成分です。


6.アントシアニン色素とは何か

ブルーベリーには、視神経の働きを促す色素であるアントシアニン色素があります。
アントシアニン色素がロドプシンの再合成作用の活性化を促進します。
アントシアニン色素の視機能に対する作用としては、糖尿病性網膜症、白内障、緑内障、仮性近視に対する作用の研究が進められています。


7.ブルーベリーの効果

ブルーベリーのアントシアニンは速効性が期待されるもので、摂取後2〜4時間で効果が現れ、24時間で消滅します。

眼精疲労改善・・・目の疲労感や目の痛み、ちらつきの改善
光の感受性改善・・・視力の改善、識別反応の改善
暗順応改善・・・暗闇での視覚改善
※イタリアなどでは医薬品として認可されています。

ブルーベリーが人間の眼に効くという以外に、強力な抗酸化作用があることが注目されています。ガンや脳卒中など、成人病の発病、あるいは老化やさまざまな症状には、かなりの割合で活性酸素が関与しているといわれています。この過剰に発生した有害な活性酸素を抑える働き(抗酸化作用)、または活性酸素を消去する作用を、ブルーベリーのアントシアニン色素が強力に持っていることが実証されたのです。
この色素の抗酸化性を、ビタミンE、茶タンニンなどと比較した最近の研究の結果、ブルーベリーのアントシアニン色素は、これらに匹敵するか、または上回る強い活性があることがわかりました。米国農務省に属する栄養研究所の発表によると、米国産の43種類の果実と野菜の抗酸化作用を比較したところ、ブルーベリーが最高値を示し、ナンバーワンであることも証明されました。活性酸素と深い関わりのある種々の疾患、たとえばガンや自己免疫疾患、心臓血管系疾患などの予防、改善、また老化防止などに有効であると期待されています。


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