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健康コラム 花粉症


2005年 花粉情報  ページ1.花粉症について  ページ2.花粉症Q&A


花粉症Q&A

Q1. 花粉症は遺伝しますか?
A1. 花粉症の最大の要因はアレルギー体質の遺伝です。しかし、生活習慣や住環境など、ほかにもさまざまな要素があり、家族に花粉症の人がいても発症しないケースは珍しくありません。

Q2.

花粉症になる人とならない人、何が違うのですか?
A2. 遺伝的にアレルギー体質を持っているか否かが、大きな分かれ目になります。それに加え、食生活をはじめとする日常生活の要素が深くかかわっています。花粉が多く飛んでくるところに住んでいる人は、花粉症になりやすいといえます。

Q3.

ある年突然、花粉症になるのはどうしてですか?
A3. アレルギー体質の人は、花粉という抗原を体内に取り込むと、IgE(アイジーイー)という抗体をつくります。でも、この抗体の量が一定の水準に達するまでは、症状は現れません。子供のころから毎年、花粉を吸って、抗体をつくり続け、やがてその水準に達すると、くしゃみや鼻水などの症状が出るのです。

Q4.

花粉症は体質を改善すれば治りますか?
A4. 確かにアレルギー体質をなくすことができれば、花粉症は治ります。しかし、これは普段の生活を変えるだけでは不可能で、医療機関で「減感作(げんかんさ)療法」を受けるしかないのが現状です。

Q5. お年寄りに花粉症が少ないのはどうしてですか?
A5. 戦後10余年が経った1960年代になるまで、国内で花粉症はみつかっていませんでした。現在のお年寄りに花粉症の人が少ないのは、スギ花粉の飛ぶ量が少なかっただけでなく、当時の日本人の食生活や住環境がアレルギー体質になりにくくしていたからです。また、年をとると免疫の力が低下するため、花粉に対しても敏感に反応しなくなり、若いころほどひどくなくなる場合もあります。

Q6.

抗ヒスタミンはなぜ眠気が出るのでしょうか?
A6. ヒスタミンは生体内化学伝達物質というものの一つで、人の体の中でいろいろな情報を伝える働きをしています。たとえば、花粉症では、花粉が鼻や目などではアレルギー反応を誘発し、生体内のヒスタミンが鼻粘膜や毛細血管にその情報を伝達することで、くしゃみ、鼻水、かゆみなどの症状をひきおこします。抗ヒスタミン剤はこの作用をブロックすることにより、効果を発揮するわけですが、体の他の部位での抗ヒスタミン作用が副作用として出てくることがあり、それが眠気の原因になっています。最近の抗ヒスタミン薬は、脳内への作用が少ないものが開発されており、眠気の副作用についても、かなり改善されています。

Q7. 点鼻薬はずっと使用してもいいのでしょうか?
A7.

市販または病院で処方されている点鼻薬は大きく3つに分けられ、長期に使用してもよいものと、そうでないものに分けられます。

<血管収縮薬入りの点鼻薬>
花粉症で鼻に炎症が起こると鼻の粘膜が腫れ、呼吸するための空気の通り道が塞がれてしまいます。これが鼻づまりという状態です。
この鼻の粘膜の腫れを抑えるのが収縮薬です。しかし、収縮薬の効果は一時的で時間が経過すると再び元の状態に戻ってしまいます。鼻が再びつまったら使用するということを繰り返し、長期に漫然と使用していると、だんだん薬の効果が薄れてくるだけでなく、粘膜が肥厚してきてますますひどい鼻づまりが生じてしまいます。
このような収縮剤入り点鼻薬の特徴から、テストの日や大切な会議の前など、一時的にどうしても鼻づまりを治したい時のみの使用とした方がよいでしょう。すでに収縮薬入りの点鼻薬を使い続けてしまっている場合は、専門の耳鼻科医の診察をうけることが望ましいでしょう。

<抗アレルギー剤入りの点鼻薬>
主に医師の処方によって出される点鼻薬で、アレルギーを抑える薬が入っています。即効性は期待できませんが、長時間の使用が可能です。

<ステロイド剤(副腎皮質ホルモン)入りの点鼻薬>
炎症を抑えるステロイドは抗アレルギー薬より即効性が期待できます。局所での使用ですので、ステロイドの副作用はそれほど心配ではありません。花粉症の症状の出ている数週間から数ヶ月程度に限定をして使用されます。


Q8. 一本の注射で花粉症が治るというのは本当ですか?
A8.

ステロイド(副腎皮質ホルモン)の筋肉注射のことを指していると思われます。「一本で治る花粉症の注射」として話題に上ることも多いようですが、その効果の裏側には、1ヵ月以上もステロイドの影響を受け続けることによる副作用の可能性も忘れてはいけません。実際に最近ではその高率に発生する副作用により、ほとんど行われない治療法になっています。

<ステロイドの副作用>
免疫力の低下、骨粗しょう症、生理不順、ムーンフェイス、むくみなど

<花粉症の治療におけるステロイド>
ステロイドの点鼻薬は局所に限る治療なのでほとんど副作用はありません。内服薬(主にセレスタミン)のステロイドは、漫然と長期間に渡って使用せず、症状のひどい時のみに使用されています。


Q9. 花粉症の薬と飲み合わせの悪いものはありますか?
A9.

医療用の花粉症の薬には、飲み合わせの悪いもの(相互作用)がいくつかあります。花粉症の治療薬にかぎらず、新しい薬やサプリメントを飲むときは、きちんと医師、薬剤師に報告して指示を仰いてください。

<相互作用のある花粉症治療薬の例>
テルフェナジン(製品名:トリルダン)は、水虫治療薬のイトラコナゾール(イトリゾール)、ミコナゾール(フロリード注、フロリードゲル)、抗生物質のエリスロマイシン(アイロタイシン、アイロゾン、エリスロシン)、クラリスロマイシン(クラリシッド、クラリス)、グレープフルーツなどとの相互作用で、重篤な不整脈が出る場合があります。


Q10. 花粉症の治療法は何が一番よいのでしょうか?
A10.

これは、個人によって差があり一概にはいえません。花粉症を完治させることは現在の医学では難しいため、治療とは長年付き合っていくことになります。そのため、最も重要なのは、自分のライフスタイルに合った治療法を1日も早く見つけるということでしょう。
診察を受ける際は、自分の希望がどこにあるのかをしっかりと医師に伝えることが大切です。遠慮をして薬を変えて下さいといった要望を伝えにくいという声をよく聞きますが、やはり自分のための治療ですから、きちんと自分の気持ちは伝えるようにしましょう。



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花粉症お勧めリンク集

<製薬メーカー>
キッセイ薬品工業
全国ではないが、主な都道府県ごとの花粉飛散データがグラフで掲載されています。

参天製薬
全国の飛散情報と地域別、時期別の花粉情報を掲載。

全薬工業
花粉症はなぜ起こるのか、花粉症への日常対策いろいろ、花粉症のおくすり等の
情報を掲載。

バイエル薬品
全国明日の花粉予報、累積花粉飛散数などを掲載。

<病院・医院>
大阪医科大学耳鼻咽喉科
大阪近辺のこまかな飛散情報です。医療施設も紹介されています。

小山耳鼻咽喉科
花粉症についてのお話やアレルギー性鼻炎の治療法を掲載。
メールによるお問い合わせも受け付けています。

慈恵医大耳鼻科
関東地方の花粉飛散情報と花粉症のFAQ、リンク集などを掲載。

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<花粉症について>
『アレルギー疾患』総合リンク集
健康新聞社のサイト。
インターネット上で掲載されている健康関連のニュースをほぼ毎日更新しています。
国内の膨大な数の花粉症関連のページをまとめてあるのでとても便利です。

花粉情報協会
毎日の花粉情報、花粉量測定データグラフ、花粉症とは等を掲載。

花粉症なんかこわくない
日本臨床アレルギー協会による花粉症についての文献紹介のページです。
花粉症になる原因、種類、対策、薬、治療についてなど、たくさんの情報を
イラスト付きで分かりやすく解説しています。

杉花粉公害病完全解決
「日本から杉花粉公害病を根絶するために」として立ち上がったサイトです。
日本では、数多くのひとが花粉症に苦しめられています。
植林などが原因とされるなら、公害といって良いのかもしれません。

<製薬メーカー>
協和発酵
花粉症チェック、症状解説、対策、飛散予報、Q&A等。

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